サーバ構築のポイントとは
サーバ構築

サーバ構築のポイントとは

日ごろからよく耳にする言葉ながら、「サーバ」とは何かを正確に説明できる方は少ないのではないでしょうか?

今回の記事ではサーバとは何か、サーバ構築にはどのようなポイントがあるのか、について、なじみのない方にも理解しやすいように解説します。

適切なサーバを選択することは、ビジネス効率を高めるためにも、適切なランニングコストで運用するためにも非常に重要なことです。今回の記事を参考にサーバに関する理解を深めていただければ幸いです。

▶目次

1、サーバ構築とは

サーバ構築のポイントとは
サーバ構築とは何か、いったいどのようなことをすればよいのかについて解説します。

そもそもサーバとは?

サーバ(server)は、「サービスを提供するもの」という意味で、ITの世界では、サービスや機能を提供するコンピュータのことを指します。

厳密には、サーバには二種類の意味があり、ソフトウェア(クライアントにサービスを提供する機能)とハードウェア(サービスを提供するための機器)があります。

例えば、ウェブページの閲覧、メールの送受信、ファイルデータの共有など、ネットワークを通じてさまざまなサービスを利用すると思いますが、クライアントからのリクエストに対してこれらのサービスを提供する(レスポンスする)機能の一つひとつがサーバです。

そして、企業などで、これらの機能を実行するためのソフトウェアやデータを保存する場所がハードウェアとしてのサーバです。サーバOSとも言います。

サーバ構築とは

特定のサービスを提供するシステムや環境を構築することをサーバ構築といいます。

例えば、メールを送受信するためにはメールサーバ、ウェブサービスを利用するためにはウェブサーバ、データを保存するためにはデータサーバを構築します。それぞれの用途、目的に応じて、構築する必要があります。

企業でサーバを構築するには、一般的には専門業者に依頼して設定をしてもらいます。サーバを構築するには、機器を導入し、ソフトウェアやアプリケーションを導入します。

サーバ用のPC

企業では、サーバ用としてPCを設置されているケースが多いかと思います。

ウェブサーバやメールサーバなど、サーバが役割を果たさないと、インターネット環境がすべてダウンしてしまい機能不全に陥ってしまします。ホームページの閲覧者や、メールの受信は24時間常に起こりうるので、サーバ用として設定しているPCは24時間常に、安定して稼働し続けられる状態にしておく必要があります。

また、同時に多数のアクセスが発生するケースもありますので、それに耐えうるスペックを兼ね備えた機器を設置する必要があります。

2、サーバを構築する際のポイント

サーバを構築する際のサーバ用PCの選び方や考え方について解説します。

目的に応じたサーバ選び

ビジネスでサーバ構築をする際には、ちょうど良いスペックのサーバを導入することが重要です。

性能は良いに越したことはありませんが、過剰にスペックの良いサーバを導入してもランニングコストが多くかかってしまうだけで、メリットを使いこなすことはできません。逆に、スペック不足の場合には、ホームページにアクセスをしようとしても閲覧できない人が出てしまったり、自社のホームページが重くなってしまったりするなどの不具合が生じてしまいます。

セキュリティ対策

サーバは企業のインターネット設備にとって、最も重要な機器といえます。万が一サーバがサイバー攻撃を受けてトラブルに見舞われてしまったり、ウイルスの操作によって本来のものとは異なる動きをしてしまったりした場合には、多大な損害が生じてしまいかねません。

そのために重要なことは、セキュリティソフトの導入や、アクセス権の制限、サーバ室への立ち入りの制限など、セキュリティ対策を施すことが重要になります。

安定した運用

サーバ構築した後も、24時間365日、安定してサーバ用のPCは安定して稼働し続けなければなりません。急な機器の不良や停電によりダウンしてしまった場合、再度立ち上げても再設定を行わない限り、ホームページやメールシステムが利用できないままの状態になってしまうケースもあります。

3、まとめ

この記事は、サーバ構築に関して、サーバとは何か、サーバPCを設置する際のポイントとは何か、について解説しています。

考え方が少しややこしい部分はありますが、サーバとは、ユーザー(クライアント)のリクエストに対してレスポンスをする機能のことをいいます。そして、サーバの機能を格納したPCのことをサーバということもあります。これら2つはよく混同される部分です。

企業内にサーバを構築する際には、24時間安全に安定してリクエストにこたえられる状態にしておかなければなりません。必要な機能と用途を把握し、過不足のない機種を選定すると良いでしょう。

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